教育分野でのブロックチェーン活用およびブロックチェーンのオンライン学習サービス「PoL(ポル)」を運営する株式会社techtecは、ブロックチェーンを使った新たな資金調達スキーム「Community Funding」を通してグローバルで資金調達を実施しました。
Community Fundingについて
Community Fundingは、ブロックチェーンを活用することで世界中のコミュニティから資金を調達できるスキームです。コミュニティは資金提供に対するリターンを求めないため、寄付型のクラウドファンディングに近いものと言えます。
特徴は、ブロックチェーンを活用することで目標額に達しなかった場合に資金を受け取ることができない点にあります。予めスマートコントラクトに達成条件を定義し、調達額に達するまではスマートコントラクトに集められた資金がロックされます。
期間内に調達目標額に達しなかった場合、スマートコントラクトにロックされていた資金が提供元に自動返還される仕組みです。そのため、調達側は本当に必要な金額を目標額に設定する動機が発生します。
特に暗号資産・ブロックチェーン業界におけるバブルのような資金の集まり方を見ていると、こうした仕組みは非常に有益であると言えるでしょう。
今回のCommunity Fundingでは、Flipstarterというプラットフォームを使用して世界中の投資家から資金調達に成功しました。
Community Fundingのプロセス
Community Fundingで資金を調達するまでのプロセスは、主に以下の通りです。
- 必要な資金と実施期間を設定し、専用のwebsiteをオープン
- 世界中のコミュニティに向けて拡散
- TwitterやTelegram、RedditでAMAを実施
PoLが実施したCommunity Fundingでは、アメリカのコミュニティを中心にTelegramやRedditで複数回AMAを行いました。グローバルで調達をできる点も特徴の1つです。

techtecのグローバルアクション
techtecでは、これまでに世界中の著名ブロックチェーンプロジェクトとパートナーシップを締結し、日本の暗号資産・ブロックチェーン業界をリードしてきました。
- Primas:中国
- MakerDAO:デンマーク
- Kyber Network:シンガポール
- Brave:アメリカ
- SKALE:アメリカ
- Bitcoin.com:セントクリストファー・ネービス
- Aave:イギリス
今回のCommunity Fundingを経て、引き続きよりグローバルでの活動に力を入れていきます。

PoL(ポル)は、”学習するほどトークンがもらえる”暗号資産・ブロックチェーンのオンライン学習サービスです。
学習することで獲得できる「PoLトークン」は、ライターコースや英語コースの受講、学習証明書の発行などで使用することができます。学習するほどさらなる学習機会にアクセスできる、そんな学習歴社会の実現に向けてブロックチェーンを活用していきます。
また長年培ってきた運用実績を元に、企業のブロックチェーン事業の立ち上げ・学習環境の整備をサポートする「PoL Enterprise」も提供中です。
2020年8月には、経済産業省の主導する2020年度IT導入補助金制度における「IT導入支援事業者」に、PoL Enterpriseが暗号資産・ブロックチェーン関連サービスとして初めて認定されました。