イーサリアム(Ethereum)とは何か?概要をわかりやすく解説

ethereum

仮想通貨の中ではビットコインと並んで知名度が高いイーサリアムですが、その実態はあまり知られていません。
今回の記事では、イーサリアムの概要からビットコインとの相違点、活用事例などを解説していきたいと思います。

イーサリアムの概要

イーサリアム(Ethereum)とは2013年にヴィタリック・ブテリン氏によって構想が示され、2014年に公開されたオープンソースのブロックチェーンプラットフォームです。2019年現在、プラットフォーム内で使用される仮想通貨イーサ(ETH)はビットコイン(BTC)に次ぐ時価総額を占めています。

参加者の合意を形成するコンセンサスアルゴリズムには、マイニングによって通貨が発行されるProof of Work(PoW)が用いられています。
今後は通貨の保有量や保有日数によってマイニングの難易度が調整されるProof of Stake(PoS)に移行する予定です。

イーサリアムはビットコインと何が違うのか?

現在、仮想通貨の種類は1500以上あるといわれていますが、その中で最も知名度が高いのはビットコイン(BTC)です。
2008年にサトシ・ナカモト氏によって発表されたビットコインは時価総額10兆円を超え、2019年7月のレートで1BTC=約100万円程度です。

イーサリアムは「チューリング完全なプログラミング言語を実行できる」という点において、ビットコインと大きく異なります。
チューリング完全とはあらゆるプログラムを記述できるということです。
つまり、チューリング完全なEthereumでは自由度の高く複雑なプログラミングが可能であり、スマートコントラクトの実装に適してるといえます。

イーサリアムではスマートコントラクトの機能を利用することで、中央管理者がいなくても稼働する自律分散型アプリケーション(Dapps)を構築することができます。

スマートコントラクトとは?

スマートコントラクトはブロックチェーン上で契約を自動執行する仕組みのことです。
ブロックチェーン上に記述することで契約の透明性が保たれたり、第三者を仲介しないことでコストが削減できることがメリットとしてあげられます。

スマートコントラクトにはERC20やERC223、ERC721といった規格が存在します。

ERC20はトークン発行数の上限設定やアドレス間でのトークンの送受信ができるなどの基本的な機能が備わっており、存在するERC系トークンのほとんどがこれにあたります。

ERC223は、ERC20で起こるトークンがスマートコントラクトに残されてネットワーク上から消滅するバグを修正したものです。

ERC721はトークンそのものに所有権や取引履歴などの情報を取り付けることができます。
これらのトークンはNFT(Non-Fungible-Token:代替不可能なトークン)と呼ばれ、独自性や希少性を持たせることが可能です。

イーサリアムの活用事例3選

金融

金融とは通貨だけでなく、保険や証券、デリバティブなどのことも指します。
これまでの金融では、金銭的取引に金融機関が仲介することで信用を担保していました。

しかし、イーサリアムを活用した分散型金融(Decentralized Finance)ではスマートコントラクトを用いることで、取引の内容をブロックチェーン上に保存し契約を自動で行います。
こうすることで透明性を確保した取引を実行することができるのです。

予測市場

予測市場とは未来のある出来事の結果に賭け、予想が当たった人が金銭的な報酬を手に入れることができるというものです。
従来のギャンブルでは、市場動向が予め決められていることが多く勝つことは困難でした。

しかし、イーサリアムブロックチェーンを使った分散型予測市場である「Augur」などでは、誰もが好きなテーマで予測市場を作ることができます。
また、スマートコントラクトで手順を自動化することにより、中央的主体が結果を判断することのない非中央集権的なギャンブルが実現できるのです。

ゲーム

ブロックチェーンゲームでは、キャラクターやアイテムにERC721規格を採用することでNFTを取り扱うことができるようにしています。
これによってキャラクターやアイテムをユーザー同士で直接取引可能にしたり、ゲームをやめる際に売って資金回収するといったことができるようになりました。

この他にも、様々な分野でEthereumブロックチェーンを活用しようとするプロジェクトが世界中で立ち上がっています。

イーサリアムの課題

スケーラビリティ問題

スケーラビリティ問題とはユーザー数やノード数の増加によって、送金遅延や手数料増加、速度低下などの問題が発生することです。
イーサリアムではトランザクション数(取引数)が増加する中で、処理しきれないトランザクションが出てネットワークに影響が出ることが懸念されています。

これに対しては、イーサリアムブロックチェーンを親チェーンとして階層的に子チェーンを接続することで処理速度を向上させるPlasmaなど、様々なプロジェクトが立ち上げられています。

まとめ

イーサリアムは近年更なる盛り上がりをみせており、2019年10月にはイーサリアムの開発者向けカンファレンス「Devcon」が日本で初開催されました。

この機会にイーサリアムについて学習してみてはいかがでしょうか。

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