GM子会社、顧客のID管理とプライバシー保護のためブロックチェーン企業Spring Labsと連携

アメリカの大手自動車メーカーの子会社、ゼネラルモーターズファイナンシャル(GMファイナンシャル)は、顧客のID管理に関するプライバシー保護のため、ブロックチェーンスタートアップのSpring Labsとの提携を発表しました。

 

 

プライベートネットからメインネットへの移行を進める

Spring Labsの顧問であり、トランプ氏の経済顧問を務めた経歴のあるGary Cohn氏は、「GMは他の事例も含めて考慮し、株式の取得を検討中である。」と話しています。
GMファイナンシャルの広報担当者は、GMまたはGMの子会社が、Spring Labsの株主になる可能性についてはコメントを控えています。

共同創設者兼CEOのAdam Jiwa氏は、広報担当者を通じて「我々は、開発中のID管理製品に加えて、自動車金融およびGM特有の事例の開発を積極的に検討している」と述べました。
さらにJiwa氏は、「現時点でSpring Labsが取り組んでいるブロックチェーンネットワークが、第3四半期にプライベートベータ版でパートナー向けの利用を開始する。メインネットワークは2020年初頭に開始する予定である」と加えています。

ID管理およびプライバシー対策プログラム”SFIP”で連携

GMファイナンシャルの最高戦略責任者であるMike Kanarios氏は、次のように声明を出しています。
「今回の発表は、今後の取り組みを推進するためのコミットメントおよび投資の意向を明確に示すためのものです。SFIPプログラムの一環としてSpring Labsと協力できることを嬉しく思います。」

Spring Founding Industry Partners(”SFIP”)プログラムは、ID管理とIDの不正使用防止のための規制に準拠したソリューションを作成することを目的とした取り組みです。
この取り組みには、SoFiやOnDeck Capital、Avant、GreenSky、Funding Circle、BlueVine、Fundation、Upgrade、Fundbox、Better Mortgageなど、数多くのフィンテック企業が参画することを表明しています。

「最終的にはこのネットワークが、情報やデータがグローバルに共有されるための方法を確立できるよう設計している」とGMのプレスリリースには記載されています。

Spring Labsは2017年、融資サービスを展開するAvantとの理事会によって設立され、基礎となるソースデータを共有することなく、貸し手や銀行、およびデータプロバイダが情報を交換できるようにするブロックチェーンベースのネットワークに取り組んでいます。
中でもとりわけ、ID管理に焦点を当てています。

なお昨年3月、Spring LabsはAugust Capitalが率いるシードラウンドで、1475万ドルの資金調達を実施しています。

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