カナダを中心に金融事業を展開するCanaccord Genuity Group社によると、ここ数年でビットコインの「非中央集権化」が順調に加速しているといいます。
ビットコインのハッシュレートの非中央集権化が加速

Conaccord社が公表したレポートによると、ビットコインは初期の頃と比較して、マイニングチップの製造業者同士による競争が激化し、それに伴いハッシュレートの非中央集権化が進んだといいます。
2014年半ば時点では、大手マイニングプールであるGHash.IOが、ビットコインのハッシュレートの約半数を占めていました。
そのため、51%攻撃が発生する危険性が常に存在していたといえます。
しかしながら、マイニングプールの非中央集権化が進んだことで、ハッシュレートを20%以上占有するマイニングプールは無くなってきています。
2019年2月時点では、5つのマイニングプールがハッシュレートの10~20%占めており、その他に10%未満を占めるマイニングプールが複数存在する状態です。
ビットコインの非中央集権化に伴いマイニング競争が激化
ビットコインの非中央集権化が加速する状態は、非常にポジティブであるといえます。
ここ最近の最も重要な要素としては、ASICが普及したことによるマイニングチップの一般化があげられるでしょう。
これによりマイニング報酬に対する競争は鈍化してきました。
例えば、Bitmainは「Antminer S9」よりも優れた製品を新たに開発できていないため、Canaan Creativeとのマイニング機器製造の競争が激化してきています。
Canaccord社によると、Canaan CreativeはBitmainよりも多くのマイナーに対して、自社製品を販売することでBitmainに圧力をかけているといいます。
ARK Investの調査によると、Herfindahl-Hirschman Index(HHI)で測定したビットコインの中央集権度合いは、2013年時点で約3000HHIであったのに対し、ここ最近は約1200HHIまで低下しているとのことです。
※HHI指数は、マーケットの中央集権度合いを表すために使用される指標。1500HHI未満のマーケットは「非中央集権的」、1500~2500HHIのマーケットは「どちらでもない」、2500HHIを超えるマーケットは「中央集権的」と考えられている。
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