【PerfumeもNFTアートを発売】日本国内のNFT活用事例をわかりやすく解説

2020年末より、NFTがオークションにて高額で落札されたり、高値で取引されるニュースを多くみかけるようになりました。海外では、米Twitter社のジャック・ドーシー氏による初めてのツイートが、NFTオークションにて約3億円で落札されるなど、NFT市場が大きな盛り上がりをみせています。

この記事では、日本国内でのNFTの動きや活用事例をご紹介します。

NFTとは?

NFT(Non-Fungible Token、ノンファンジブルトークン)とは、ブロックチェーンを活用して作られるデジタルデータ(トークン)のひとつです。
※NFT:日本語では非代替性トークンと呼ばれています

NFTの特徴は、デジタルデータに識別子(IDなど)を付けることができ、デジタルデータを唯一無二のものとして発行できる点にあります。

これまで、デジタルデータはコピーすることが比較的容易でした。しかし、NFTを活用するとデジタルデータを唯一無二のものとして発行することができます。

デジタルデータを唯一無二のものとして発行できるNFTの特徴を使うことで、ゲーム内のアイテム、デジタルアート作品などの所有権を証明することができるようになります。

日本国内のNFT活用事例

日本国内でもNFTに関連したニュースを多くみかけるようになっています。ここでは、日本国内のNFTに関連するニュースを解説していきます。

Perfumeが初のNFTアートをリリース

2021年6月11日に、Perfumeが初のNFTアート作品「Imaginary Museum “Time Warp”」をリリースしました。

今回のNFTアート作品は、Netflixで配信中のPerfume Imaginary Museum “Time Warp”で使用したバージョンを元に作成されています。Perfumeの演出振付家MIKIKO氏による振付の中で、Perfumeの象徴的なポーズを3Dデータ化し、NFTアートとしています。

今回、Perfumeがリリースした初のNFTアート作品Imaginary Museum “Time Warp”は、オークションにて約325万円で落札されました。

SKE48がNFTトレーディングカードを販売

SKE48が、2021年6月16日よりCoincheckのNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT(β版)」を使い、NFTトレーディングカードを発売しました。

今回は松井珠理奈さん、高柳明音さんの卒業コンサートの様子を撮り下ろした特別なNFTトレーディングカードです。SKE48はここまで3回、NFTトレカとコラボレーションし、NFTトレーディングカードを発行しています。
※NFTトレカ:株式会社coinbookが運営するブロックチェーン上で発行されたデジタルトレーディングカードのこと

BABY METALがNFTトレーディングカードを発売

2021年5月7日より「BABY METAL」のNFTトレーディングカードが、1,000セット限定で販売されました。

BABY METALがNFTトレーディングカードを発売するのは、今回が初めてのことです。現在、BABY METALのNFTトレーディングカードは完売となっています。

VRアーティスト「せきぐちあいみ」のVRアートが1,300万円で落札

2021年3月25日に、VRアーティスト「せきぐちあいみ」が製作した初のNFTアート「Alternate dimension 幻想絢爛」が、約1,300万円で落札されました。

せきぐちあいみは、VR空間に3Dの絵を描くVRアーティストとして活動しており、アート作品制作やライブペインティングを国内外で行なっています。今回、せきぐちあいみはNFTマーケットプレイス「OpenSea」を活用し、VRアート作品を出品。

Alternate dimension 幻想絢爛がオークションにて、約1,300万円で落札されています。

NFTアートの販売・購入方法とは?

執筆時点(2021年6月)で、日本国内外問わず、NFTを購入する人が増え続けています。ここでは、NFTの販売・購入方法、そしてNFTの今後の流れを解説していきます。

NFTの販売・購入方法

NFTは、NFTマーケットプレイスにて販売・購入することができます。NFTマーケットプレイスとは、NFTが集まるインターネット上のお店のようなものです。

世界的に有名なNFTマーケットプレイスには「Opensea」、日本国内だと「nanakusa」「Coincheck」があります。

NFTマーケットプレイス今後の流れ

NFTの盛り上がりにともない、NFTマーケットプレイスに参入する企業も多くなっています。

まず、LINEがNFTの取引ができる「NFTマーケット」の提供を予定しています。日本国内でもユーザー数が多いLINEでNFTの購入・販売ができれば、NFTがより身近になっていきます。

また、GMOインターネットグループが2021年8月にNFTマーケットプレイスを提供する予定であると発表しました。アートや楽曲、著名なアーティストによる希少性の高いコンテンツの提供を行なっていくとのことです。

著名なアーティストがNFTを発行すると、さらにNFTへ注目が集まり、NFT市場が盛り上がるきっかけとなりそうです。

まとめ

今回は日本国内の具体的な事例もあわせて、NFTの解説を行なってきました。

デジタルデータを唯一無二のものとして発行できるNFTは、国内外問わず、今後も市場の拡大が予想されます。また、NFTはデジタルアート以外にもゲーム分野、不動産取引といった分野でも活用されています。

今後もNFT関連のニュースに注目してみてはいかがでしょうか。

 

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