大注目の暗号資産「エンジン(ENJ)」について解説

暗号資産エンジン(ENJ)についての詳細とその将来性についてわかりやすく解説します。

エンジンの歴史と特徴

日本で取引が開始された直後から価格が上昇しており、注目度がとても高いエンジンですが、日本では2021年の1月26日にコインチェックで初めて取引が開始されました。

エンジンの特徴として、ゲームに特化した暗号資産でありエンジンプラットフォーム上で使用できる点があげられます。エンジンプラットフォームはブロックチェーンゲームが楽しめるプラットフォームで、ゲーム内でアイテムを購入する場合などにエンジンを使用することができます。

エンジンは「NFT」である点も特徴的です。これこそがエンジンが注目されている最大の特徴で、ブロックチェーンゲームで楽しめる理由もここにあります。

NFTについて

まずはじめにNFTとは何かを簡単に説明します。NFTというワードは今年に入ってから目にしない日がなく、世界中で大変盛り上がっており、ブロックチェーン関連では一番注目されていると言っても過言ではありません。

NFTは「Non-Fungible Token」の事で、Fungible=代替可能なので、Non-Fungible=代替不可能という意味になります。代替不可能ということは唯一無二で、この世にたった一つしかない希少性の高いトークンということになります。

NFTの使われ方と特徴

では、NFTはどのように使われているのでしょうか。

ゲームのアイテムや芸術作品はじめ、スポーツ選手のトレーディングカードといった所有権をNFTで売買します。オークションに近いイメージですが、デジタル資産として売買されるのが大きな特徴です。

その売買は世界中のあらゆるプラットフォームで行われていますが、驚くほど高値で取引されたニュースが毎日のように飛び込んできます。

NFTで購入した所有権はブロックチェーンにより強固に保護され、転売されてもその履歴が記録されているので年数がいくら経過してもそれが本物であることの証明ができます。また印税を付与することもできるので、転売されるたびに自動的にアーティスト(出品者)は印税をもらうことが可能です。

その用途は芸術作品だけでなく、コンサートのチケットなどにもNFTを使用することにより、不正売買を防げることができると期待されているのです。

NFTはアーティストなどが生み出す様々な希少価値を、ブロックチェーンを使用することにより保護することができます。そういった意味では、ブロックチェーンがアーティストやクリエイターにとって新しい時代を作り上げたと言っても過言ではないでしょう。

エンジントークンの規格について

ERC規格について

エンジンはイーサリアムのERC規格を使用していますので、はじめにERC規格について簡単に説明します。

ERCとは「Ethereum Request for Comments」の頭文字を取ってERCと呼ばれており、イーサリアムの改善提案のことです。

この規格により、目的に応じたトークンの発行などが出来るようになっており、暗号資産以外にも、株券や証券などのトークンも発行されるようになりました。

ERC-1155の規格を使用

エンジンはこのERC規格の中で、ERC-1155という規格を使いトークンを発行しています。ERC-1155とは、ERC-20(複数のトークンを一括管理できる規格で一般的なトークンの多くはこちらを使用しています)とERC-721(固有なもの、つまり世界で一つしかないトークンの発行に使用しています)の両方を掛け合わせたもので、希少性が高いだけでなく使い勝手がよい規格になっています。

エンジンが使用できるエンジンプラットフォームについて

エンジンプラットフォームは2009年にシンガポールで誕生し、現在はイーサリアムのメインネット上で動いています。

使用しているユーザーは世界中で実に2000万人以上存在し、500万エンジンにもわたるアイテムが取引されています。

エンジンプラットフォームには35種類にわたるゲームがあり、プラットフォーム上で売買されたアイテムは異なるゲーム間で使用し、売買することができます。

例として、一番有名なのが、「マインクラフト(Minecraft)」です。マインクラフトの中にエンジン版の「エンジンクラフト(Enjincraft)というプラットフォームができています。そのほか「Age of Rust」「The Six Dragons」「Lost Relics」などがあります。

また、エンジンプラットフォームはブロックチェーンの専門的なコードを知らなくても簡単にゲームの開発ができ、他のゲームにアイテムを統合できるなどの特徴があります。

このように開発面でも非常にハードルが低く、一般的なコードが使用できれば誰でも参加できるプラットフォームになっています。

アイテム(資産)の使用方法

ゲームアイテムは、エンジンプラットフォーム内のマーケットプレイスで購入することができます。他にもゲーム内の宝箱の中でも購入が可能です。

購入したアイテムはゲームの中で他のユーザーと売買ができ、更に売買したゲームとは違うゲーム内でも売買することが可能です。また不要になった(いらなくなった)アイテムはゲーム内やマーケットプレイスで売ることもできますが、メルト(融解)というアイテムをエンジンコインに戻して取り出すことも可能です。

このように、エンジンを使用したゲームで遊ぶということは、単なる遊びではなく、稼ぐことができます。通常の暗号資産の取引のように価格の変動に合わせて売買するのではなく、ゲームの中で他のユーザーと資産を売買し、遊びながら資産を増やすことができるというのも、ブロックチェーンがもたらした、新しい資産形成の形ではないでしょうか。

エンジンの購入方法と価格について

エンジンプラットフォームでゲームなどを楽しむ際には、まずはエンジンコインを購入する必要があります。日本では2021年1月26日にコインチェックで、3月3日にGMOコインで取引が開始されました。

日本ではまだ取引が始まって間もないですが、その価格は取引開始当初より値をあげています。

取引開始時の価格が約48円/1ENJでしたが、執筆時時点(3月下旬)で250円/1ENJ辺りになっており、3月に入ってから200円を少し下回ったことはありますが、およそ200円から290円の間で推移しています。

エンジンの現状と未来

転換期を迎えた暗号資産とエンジンの現状

昨年から暗号資産を取取り巻く環境が変わってきており、今年になってその様子が一気に上向きになってきたのではないでしょうか。個人的には間違いなく一つの転換期が来たと思っています。その多くはクジラと言われる大口資産家や巨大企業がビットコインをはじめとする暗号資産という価値の使用を、真剣に検討を始めたことにあると思います。

エンジンについては先述の通りユーザーが2000万人以上います。その中にはビットコインなどのユーザーであるクジラや大企業はあまり存在しないと考えられます。つまりこの2000万人のほとんどが、世界情勢や金融情勢などに振り回されない、エンジンの強固な固定ファンであると想定されます。そういう意味ではビットコインなどとは別の角度で注目度が高いと言えるでしょう。

エンジンの未来への展望

今後のエンジンはどのような道筋をたどるでしょうか。NFTについては既に複数の有識者から「NFTはICO(イニシャル・コイン・オファリング)にとても類似しており、いずれ大暴落する時が来るだろう」との意見も出ています。その可能性ももちろん否定はできませんし、取引するのにコストや手数料が高いなど、改善すべき点がまだまだあるのも事実です。

では、エンジンがこれから進化していく条件は何かと言いますと、ずばりエンジンプラットフォームでゲームを楽しむユーザーが増えることです。

エンジンプラットフォームはマイクロソフト社を始め、大企業との連携も増えてきているだけでなく、NFTプラットフォームとして新たな試みも展開しており、まさに進化し続けています。

直近では、米国のストリートダンサーがダンスパフォーマンスをエンジンプラットフォームにてNFTを発行するというニュースがありました。

このような事例を見ても、今後もユーザーが増えエンジンの価値が上がっていく可能性はとても高いと思います。

まとめ

エンジンについて簡単に説明をしてきましたが、これを機に投資対象として保有するだけでももちろん良いですが、他の暗号資産と違いゲームで使用できるという特徴があるため、是非とも遊びながら資産を増やしてみるのはいかがでしょうか。きっとその楽しさと魅力に取り付かれると思います。

 

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