ロシアでは50台以上のBitcoin ATMが合法的に運営されている

Russia BitcoinATM

ロシアでは、少なくとも51台の仮想通貨ATMが、規制に準拠した形で稼働している。
ロシアの仮想通貨産業協会が作成したレポートによると、これらのビットコインATMにおける月間平均売上高は、およそ27,000ドルとなっている。

ビットコインATMのほとんどは大都市に集中

Coinatmradarが発表した最新のデータによると、世界中のビットコインATMの数は、1年で2倍以上に増加し、4,300台に達している。

なお、ビットコインATMの多くは北米とヨーロッパに集まっている

Russian Association of Crypto Industry and Blockchain (Racib) とIT企業Nanobitが行った調査によると、ロシアはATMの台数で上位10カ国に入っているという。
ロシアに存在するビットコインの購入機能が搭載されたATMのうち、51台は規制に完全に準拠している。
そのほとんどが、ロシアの大都市に集中しているという。

ロシアの首都モスクワには、9つのビットコインATMが設置されており、ドンにあるオムスクとロストフの両方に5台のマシンが設置されている。
また、ヴォロネジとクラスノヤルスクにはそれぞれ3台設置されている。

ビットコインATMを運営する事業者の中では、ロシアのRusbitが市場の47%を占有しており、次いでInvestcoin 24が28%、BTC O Maticが19%を占有している。

2018年末に、ロシアには合法的に稼働しているビットコインATMが75台存在していた
しかし、ロシア中央銀行からの指令により、多くのATMが押収されている。
そのうち、22台はBbfproという会社が運営していたものであった。

ビットコインATMはどれ程の売上を出す?

ロシアの仮想通貨産業協会が作成したレポートによると、ビットコインATMの月間平均売上高は、およそ27,000ドルとなっている。
これはつまり、年間およそ32万ドルになると推測されている。
また、各マシンの月間平均利益は、およそ1,800ドルとなっている。

ロシアにおける仮想通貨ATMの今後

ロシアにおける仮想通貨ATM市場は今後、緩やかに縮小していくだろうとの見解が出ている。
要因として、中央銀行による規制の厳格化や、ATM機器の高騰があげられる。
ATM機器は、1台あたり3,000ドル〜13,000ドルとなっている。
また、ATMの盗難や破損被害も数多く報告されている。

これらの根本的な原因は、間違いなく仮想通貨業界全体に対する包括絵的な規制の枠組みが存在しないことだ。
現在のロシアの法律では、ビットコインATMの運営は禁止されていないが、仮想通貨に対する規制が未だ明確にされていない。

Nanobit社のITプロジェクト責任者であるAndrei Bedrin氏は、将来的にはビットコインATMの台数は倍増する可能性があるという。
しかし、これはロシアがデジタル通貨市場の規制を目的とした法律を、明確に整備した場合に限るとも述べている。

ロシア議会の下院であるState Dumaは、仮想通貨に関する特定の側面を切り出して合法化するよう設計された、3つの法案を検討すべきであるとしている。
この草案は、2018年5月に初めて議論され、2019年2月に、2度目の議論がなされる予定である。
草案の内容は、これまで何度も修正されており、「仮想通貨」という用語も削除されている。
しかし、より大きな枠組みとして「デジタル金融資産」という用語が用いられ、仮想通貨もこれに内包される形となった。

ロシアで仮想通貨に対する規制が明確化された後、さらに多くのビットコインATMが設置されることになるだろう。