韓国初のステーブルコイン(Stablecoin)が登場
韓国に本拠地を置くFintech企業のBxB社が、韓国ウォンにペッグした韓国発のステーブルコインを発行すると発表した。
BxB社の共同創業者であるAlex Friedberg氏によると、今回発行されるトークンが世界中の取引所で取り扱われる前に、分散型取引所(DEX)であるAirswapにて、β版がローンチされていたという。
このトークンはKRWbと呼ばれ、韓国初のウォンに裏付けされたステーブルコインとなった。
BxB社は、マルチシグのチェックポイントとサードパーティによる監査を利用したEthereumベースのスマートコントラクトにより、流動性をより確実に担保するための、KWRbトークンのマイニングとバーンを実施しているという。
ステーブルコイン(Stablecoin)の裏付け資産は自社で負担
KRWbトークンの価値の裏付けである初回の総入金額は4億ウォン(およそ360,000ドル)は、BxB社およびシンガポールを拠点とするBxB Capital PTE Ltd からの出資によって生み出されている。
KRWbは、ERC-20を使用している全てのトークンと互換性を持たせ、世界中のユーザーが利用可能になるという。
BxB社は、さらなる取引所への上場を目指して、各所と継続的に協議を進めていく方針だ。
ステーブルコイン(Stablecoin)のペッグ先通貨が多様化
ステーブルコインのほとんどが米ドルをペッグ先として選択しているが、昨今は、それ以外の国家通貨をペッグ先として選択するプロジェクトも増えてきている。
先日、香港に拠点を置くBitsparkが、香港ドルにペッグされた初のステーブルコインを発表している。