東南アジアでブロックチェーンが活発に。G25Tサミット「统一共识(Unified Consensus)」が台湾の台北市で開催。

2019年1月19日、BIMGの主催する「”统一共识、链接未来”(Unified Consensus:コンセンサスを統一し、未来を繋ぐ)」をテーマに、ブロックチェーンのグローバルメディアサミットが台北で開催された。

G25Tサミット「统一共识(Unified Consensus)」

BIMGの共同創設者であるメリンダ氏や東南アジアを中心に展開するブロックチェーンエージェンシー、総勢約500人の投資家がサミットに出席した。

サミットでは、ブロックチェーンの現状と将来の発展可能性について議論された。
メリンダ氏はセッションの中で、ブロックチェーンの開発状況は、以前の激しい競争環境から比較的安定した時期に移っている、と言及した。
また、いくつかの”スキャム”プロジェクトは市場から淘汰され、健全な状態へと進んでいるとの見解も述べた。

メリンダ氏によると、2018年後半の様々なDAppsの繁栄からも証明されている通り、ブロックチェーン業界の現在の投資機関や実業家は、今後の本格的な発展に備えて土台を整えている状態だという。

中国でブロックチェーン活用が進む

中国では、金融業界や食品業界などにおいてもブロックチェーンを積極的に活用し、データ処理における追跡性(トレーサビリティ)と透明性(トランスペアレンシー)を実現する、実証実験が各地で行われている。
規制当局においても様々なガイダンスが整理され、結果的に業界の発展に繋がっている。

サミットは、ブロックチェーンは先進的な技術であるものの、投資家は各プロジェクトの抱えるリソースや事業の論理性、技術的な基盤に注意を払う必要がある、という内容で締め括られた。

今回のサミットは、台北で開催された第5回目となるG25Tであり、参加者500人のうち、ほとんどが香港やシンガポール、インドネシア、タイから集まっていた。