Non-Fungible Tokenで骨董品を管理。ブロックチェーンで海難救助業界の信頼を取り戻す

Non-Fungible Token

バハマに拠点を置くテクノロジー企業であるPO8が、骨董品をカタログ化するために、ブロックチェーン上で発行されるNon-Fungible Token(NFT)を活用している。

Non-Fungible Tokenとは?

Non-Fungible Token(ノンファンジブルトークン)とは、「代替不可能なトークン」という意味の言葉で、デジタル資産を唯一無二のものとして管理することができるブロックチェーンを応用した仕組みである。

Non-Fungible Tokenが実際に活用されている領域としては、主にオンラインゲームがあげられる。
従来のオンラインゲームでは、ゲーム内で使用するキャラクターやアイテムは、ゲームを運営する企業が完全に管理していた。
そのため、キャラクターの複製が容易にできたり(ガチャを回すと何度も同じキャラクターが登場する)、アイテムの価格が決められていたりしている。

Non-Fungible Tokenを活用すると、ゲーム内のキャラクターやアイテムを全てブロックチェーンで管理することができるようになる。
すると、ゲームのプレイヤーは自身でオリジナルのキャラクターを作成したり、ゲーム内で使用できるアイテムを開発したりできるようになる。
さらに、自身で作成したキャラクターをイーサリアム(ETH)を経由して他のプレイヤーに売却したり、自身で開発したアイテムの価格を自由に設定したりすることができる。

Non-Fungible Tokenは、先述した通り「代替不可能なトークン」であるため、Non-Fungible Tokenを活用して作成されたキャラクターやアイテムは、世界で唯一無二のものとなる。
従って、所有者自身が完全に管理し、コピーや改ざんができなくなるのである。

Non-Fungible Tokenで海難救助業界の信頼回復へ

PO8はこのNon-Fungible Tokenを活用することで、海難救助業界の信頼を取り戻すことを目指している。
具体的には、難破船の敷地を略奪する行為や詐欺被害からの投資家保護が該当するという。

PO8のCEOであるMatthew Arnett氏は、次のように述べている。

NFTs will be that necessary bridge between the archaeology community and the commercial side. This not only allows us to recover artifacts for preservation purposes, but it also lets us embrace the economic side of it in a responsible way.

Non-Fungible Tokenは、考古学界におけるコミュニティとその商業的な側面との橋渡しの役割を果たすだろう。骨董品の保管や遺物の回収を目的とするだけでなく、経済的な効果も期待できるのである。

PO8の運営するPO8 Museum Foundationは、展示品や遺物をNon-Fungible Tokenとして管理することで、世界中のコレクターや投資家への販売を計画しているという。
その結果、PO8に新たな価値として還元され、地域経済の活性化などへ貢献することを目指している。

0xcertのCEOであるUrban Osvald氏は、PO8の取り組みを、掲げる使命だけでなくNon-Fungible Tokenの活用例としても優れていると賞賛した。